マヨルカ島民に愛されている冷たいデザート、グラニザッ・ダ・マトラは1884年に書かれた文献にも登場するほどその歴史は古く、1862年に書かれた美食本にも、マヨルカアーモンドの美味しさが記されています。
その特徴は、甘みと高い芳香。
普通のアーモンドに含まれるオレイン酸が約65%なのに対し、マヨルカアーモンドはオレイン酸とリノール酸の合計が88%以上と高いことも、際立った特徴の一つです。
マヨルカアーモンドと言っても、その品種は100種類。
皆さんがよく店頭でご覧になっているアーモンドと比べていただきたいのは、この粒の不ぞろいさ。
店頭に並んでいるアーモンドは、形の美しい同一品種がパッケージされたものです。
マヨルカのアーモンドは、お世辞にも美しい形とは言えません。
でも、それこそが美味しさの秘密。一粒ずつ味や香りに違いがあるのです。
そんなマヨルカアーモンドを知り尽くした男が、こだわり抜いて作り上げたのがこのグラニザッ・ダ・マトラの素です。
世代を超えて愛されるグラニザッ・ダ・マトラ製造を手掛ける職人
グラニザッ・ダ・マトラの素の製造責任者:Willy Magro(ウィリー・マグロ)
マヨルカ生まれのマヨルカ育ち。2人の女の子の良き父であり、愛妻家。
日本の文化にも造詣があり、母と共に抹茶を点てるほど。
彼の父はアーモンド畑を所有しており、マヨルカアーモンドの研究にも力を入れている。
現在は製造から販売までを一人でこなしている。
スペイン国内にたった4台のアーモンド粉砕機械
スペイン国内にたった4台しかない、アーモンド粉砕機の1台がこちらです。
このアーモンド粉砕機を使い、ローストしたアーモンドを丁寧に2度挽きしてグラニザッ・ダ・マトラの素は作られます。
挽きたてアーモンドの甘く香ばしい香りは、草原と温かい大地を思い出させます。
アーモンドの香りを確かめるときに言われたのが、深くゆっくりとアロマを楽しむこと。
鼻腔に広がるその香りは、アーモンドの油分の多さを感じる柔らかなものです。
アーモンドを酸化から防ぐために、挽いた後すぐに砂糖と混ぜ合わせ密封します。
在庫を一切持たない、挽きたてにこだわるのは、アーモンドの風味や甘みをできるだけ損なわないように商品をお届けしたい、ウィリー・マグロのこだわりです。
出来立てをすぐに袋詰め、密封します。
マヨルカ島内のレストランやバルでも、その格段な美味しさと確かな品質が高く評価され、スペイン本土へも販売を拡大させています。
しかし、マヨルカアーモンドが希少であること、その製造へのこだわりから販売できる製品の数には限りがあります。
それでも品質の良さへの追及を第一に考えるのが、生産者ウィリー・マグロの強い想いです。
限られた製品だからこそ、味のわかる日本の方に味わっていただきたい。
「王様のアーモンド」は、マヨルカの太陽と大地が育んだ一粒に、ウィリー・マグロの思いをギュッと詰め込んで限定商品としてお届けさせていただきます。